Vol.2 ぎっくり腰はその場で治る
公開日 2021.07.05
最終更新日 2021.07.10

今日も腰痛マガジンを開いてくださりありがとうございます。
BACK AGING院長の宮川です。
Vol.1では梅雨とぎっくり腰の関係、そしてぎっくり腰の辛さやその原因についてお伝えいたしました。
実際にぎっくり腰経験者の方からは共感のメッセージを多くいただきました。
「再発が怖い」
「重たい物を持ちたくない」
「全く動けないのが辛い」
こういったメッセージをいただきました。
日本整形外科学会の調査によると腰痛に悩む日本人は約3,000万人いるそうです。
3人に1人は腰痛に悩んでいる計算になります。
そうなると、BACK AGING公式LINEに登録いただいている方の中でも60人ぐらいは腰痛に悩んでいることになります。
※(2021年6月時点)
そう考えると、ぎっくり腰に共感するメッセージも多いですよね笑
私はこれまで累計で15,000人以上の患者さんに携わってきたのですが、それでも日本全体で考えるとわずか0.05%に過ぎません。
こんな大きな数字を見るとまだまだ私の力不足を実感するのですが、私にできることは目の前の患者様にしっかりと向き合って少しずつBACK AGINGの名前や、先天性連動(名前はまだ覚えてなくて大丈夫)という理論を広げていくことだと思うのでコツコツ頑張っていこうと思います。
Vol.2の今回は「BACK AGING流ぎっくり腰との向き合い方」についてお話しさせていただきます。
Vol.1でいきなり「ぎっくり腰はその場で良くなります」なんて言ったもんだからものすごーくたくさんの問い合わせが来ましたw
「どうすれば良くなりますか?」
「自宅でできることはありますか?」
「さすがにそれは言い過ぎじゃないですか?」
すごく興味がある人、疑いたくなる人、どちらの方もいらっしゃいました。
どちらの気持ちもわかります。
昔の私が聞いても皆さんを同じような反応になったと思います。
「あの激痛がその場で治るなんて信じられない!」
「でももし本当ならすぐにでも取り入れたい!」
こんな感じです。
実際にこう感じた人も多いはず。
もちろん嘘ではないんですが、
信じにくいことだと思うので、ゆっくり説明していきますね。
本来はご来院いただくのが一番早いんですけど、お住まいが遠くて来れない方もいらっしゃると思いますのでできる限りこのマガジンの中でお伝えしていきます。
〜読むだけで腰痛が軽くなるかも〜
のサブタイトルが嘘にならないように頑張ります!
腰痛=運動不足?
腰痛を抱えている人の多くは「運動しないとなー」と感じること、多いと思います。
腰痛の原因は様々です。
もちろん運動不足の人もいますが、そうではない人もいます。
結論をお伝えすると。
腰痛はすべての人に起こりえる症状です。プロスポーツ選手にも腰痛を抱えている人はいます。ぎっくり腰を発症する人もいます。
あ、例外はいますね。
子供とかはほとんどならないです。
でもそれ以外の人は誰でも発症する可能性があります。
私もそうでした。
プロではないですが、ランナーとしてトレーニングに励んでいる頃にぎっくり腰を発症しました。
運動していても腰痛は発症します。ぎっくり腰にもなります。
26歳の私はトレーニングをしており、体力にも自信がありました。
でも今振り返ると、明らかに過剰なトレーニングをしていたんですね。
恐ろしく忙しいスケジュールの合間をぬってトレーニングしていました。
自分の体のことなんて後回し、酷使し過ぎていたんですね。
今となれば突っ込みどころ満載の生活。
でも当時の私はそれを判断できるだけの知識も経験もありませんでした。
全く運動していない人でも発症します。運動し過ぎても発症します。
誰にでも発症する可能性があるのが腰痛であり、ぎっくり腰です。
我慢を強いるのは治療じゃない
私のところにはこれまで15,000人以上の方が駆け込んできてくださいました。
その中にはぎっくり腰の方もいます。
ぎっくり腰を発症した人なら経験したことがあると思うのですが、病院に駆け込んでもコルセットと湿布だけ渡されて
「安静にしていてください」
「しばらく動かさないでください」
「数日すれば痛みが引いてくると思います」
と言われます。
確かに安静にしていれば数日後には痛みが引くことが多いんですが、これは治療ではなくて我慢です。
数日間は相当に不便な生活を強いられることになります。
そして痛みが引いた後も再発の不安は拭えません。
病院からは
「重いものを持ったりしないでください」
「激しい運動は控えてください」
「腰に負担をかけないようにしてください」
など様々な制限をかけられてしまいます。
いつになったら完治するんだろうか?
いつになったら気兼ねなく生活できるのだろうか?
こんな不安を解消したくて私はBACK AGINGで取り入れている先天性連動(まだ覚えなくてよいです)について広めるための発信活動を行っています。
BACK AGINGではその場でぎっくり腰の痛みを和らげるように、腰にかかる負担を全身に分散させるように体の使い方を改善するアプローチをとっています。
なので最初から積極的に体を動かしてもらいます。
ぎっくり腰の時ってあらゆる動作が怖いと思います。
前屈みになるのも怖いし
後ろに反らすのも怖い。
重いものを持つのは当然怖いし
私の場合、靴下を履く動作も怖かったです。
でもこれって腰に負担がかかる動作をしてしまっているんですね。
腰が痛いが故に腰に負担がかかる動作をしてしまっている。
不思議に思うかもしれませんが、実際に一部分をかばってしまうがために負荷がかかるというのはよくあることです。
プロスポーツ選手の怪我が続きやすいのはこのためです。
怪我した部分をかばってフォームが崩れてしまって、別の部分に負担がかかる。
次はその部分を怪我してしまう。
正しく体を動かさないとどうしても体のどこかに負担が集中してしまいます。
BACK AGINGでは、特定部位に負担が集中しないようにその周辺の筋肉も満遍なく使えるように体の動きをサポートしていきます。
例えば、体を反らす動きであれば
背中やお尻、太腿など、動作に関わる筋肉を満遍なく使えるように少しずつ体を動かしていきます。
最初はトレーナーが動かし、
だんだんと本人に動かしてもらい、
最終的には少し抵抗をかけた状態でも動かせるくらいまで体を段階的に刺激していきます。
するとちゃんとその場で動きが変わるんです。
怖々と動かしていた人でも、
「大丈夫!動かせる!!」
という感覚になり、その場でちゃんと良くなります。
実質20分ぐらいサポートしながら動かしてもらったら下の写真ぐらい動きが変わりました。
人間の体は変えることができます
改造人間的な表現でなんか怖いですがw
ぎっくり腰のような衝撃的な痛みに対しては体の使い方を変えることで痛みが軽減できることは少しご理解頂けたのではないかと思います。
(100%信じ切れている人は少ないかもしれませんが、それでも構いません)
慢性的な体の痛みも改善することができます。
BACK AGINGに通院されていた方で大原昭恵さんという方がいらっしゃいます。
大原さんと出会ったのは今から約1年前。
当時の大原さんは病院で椎間板ヘルニアと診断され、ひどく落ち込んでいました。
趣味のランニングができないだけでなく、日々の生活も苦しくなっていました。
洗濯物を干せない
お風呂掃除ができない
寝返りを打つだけでも痛い
病院からは悪化するなら手術しかない、と言われたそうです。
BACK AGINGにいらした初回に、いろいろな検査をして腰痛の見立てをしていきました。
病院から言われている診断名もあるため、慎重に診ていきましたが、痛みの程度や実際に出ている症状をみると、これは良くなる可能性が高いなと判断。大原さんには
「必ず、また走れますよ」
と伝えました。
もちろん手術の適応になる腰痛や専門医の指導管理が必要な腰痛もあります。
しかし、まだできることはあるなと感じたので、大原さんと二人三脚で体を改善する取り組みをスタートさせました。
大原さんが取り組んでくださったのはBACK AGINGの3ヶ月腰痛根本改善プログラム。
日々ご自宅でやっていただく課題もありましたし、痛みの波もあって不安になったこともあったと思いますが、諦めずに真面目にコツコツトレーニングに取り組んでくれたことが大きな成果を生んでくれたポイントです。
3ヶ月後、
そこには笑顔で走る大原さんの姿が。
3ヶ月のプログラムを経て大原さんの体は大きく変わりました。
ヘルニアを発症する前よりも良くなったと本人はおっしゃってくれています。
治療のプログラムが全て終了し、もう大丈夫だなと判断して無事に”卒業のお墨付き”を伝えた時、
「大会に出てみたい」
「山で走ってみたい」
いろんなことに挑戦したいと嬉しそうに話してくれました。
大原さんとの思い出をここに書くと長くなりすぎるので興味のある方は是非以下の10分の動画を見てください。
大原さんのように椎間板ヘルニアと診断された方もBACK AGINGには多くいらっしゃいます。他の症状の方も多くいます。
あなたの体は変えることができます。
今日のマガジンであなたに伝えたいのはこれだけです。
椎間板ヘルニアでも症状を改善できます。
他の病状でも改善できます。
1人でも多くの人が体の不調で悩まないようにしたい。
それが私の使命です。
Vol.2を最後まで読んでいただきありがとうございました!
Vol.3ではBACK AGINGで取り入れている理論について詳しくお話しさせていただきたいと思います。先天性連動についてです。(もう覚えてしまったんじゃないですか?w)
Vol.3を読んでいただくと、
「なぜ体の使い方が大事なのか?」
「なぜ体をうまく使えば腰痛が発生しないのか?」
「生活する中で何を意識すればいいのか?」
といったことがわかります。
ぜひ楽しみにしていてください!
では、今日はこの辺で!