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上腕(Upper Arm)とは
目次
上腕(Upper Arm)
概要
上腕(じょうわん、英: Upper Arm)は、肩(Shoulder)から肘(Elbow)までの部分を指します。上腕は、上腕骨(Humerus)という一本の長骨、上腕二頭筋(Biceps Brachii)や上腕三頭筋(Triceps Brachii)などの筋肉、神経、血管などが含まれています。上腕は、肘の屈曲や伸展、前腕の回旋などの動きを制御し、力強い動作や細かい動作を可能にします。
上腕の骨
上腕の骨は以下の通りです:
- 上腕骨(Humerus):
上腕の筋肉
上腕には、主に以下の二つの筋肉群があります:
- 上腕二頭筋(Biceps Brachii):
- 上腕三頭筋(Triceps Brachii):
- 上腕の後面に位置し、三つの頭(長頭、外側頭、内側頭)を持つ筋肉です。上腕三頭筋は、肘の伸展に関与します。筋力トレーニングでは、トライセプスエクステンションなどで鍛えられることが多いです。
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上腕の神経
上腕には、以下の主要な神経があります:
- 筋皮神経(Musculocutaneous Nerve):
- 上腕二頭筋、上腕筋(Brachialis)、烏口腕筋(Coracobrachialis)などを支配し、前腕の外側の感覚も担当します。
- 橈骨神経(Radial Nerve):
- 上腕三頭筋や前腕の伸筋群を支配し、前腕と手の背側の感覚を担当します。橈骨神経は、上腕の後側を走行し、上腕骨の後側を通過します。
- 尺骨神経(Ulnar Nerve):
- 前腕の尺側の筋肉や手の小指側の筋肉を支配し、小指と薬指の感覚を担当します。
- 正中神経(Median Nerve):
- 前腕の屈筋群と手の掌側の筋肉を支配し、親指から薬指までの感覚を担当します。
上腕の血管
上腕には、以下の主要な動脈があります:
- 上腕動脈(Brachial Artery):
- 肩から肘にかけて走行し、上腕の主要な血液供給源です。上腕動脈は、橈骨動脈(Radial Artery)と尺骨動脈(Ulnar Artery)に分岐します。
- 上腕静脈(Brachial Vein):
- 血液を心臓に戻す静脈で、上腕動脈に沿って走行します。
上腕の動き
上腕は、肩関節と肘関節を通じて多様な動きを可能にします:
- 屈曲(Flexion)と伸展(Extension):
- 上腕二頭筋と上腕三頭筋によって、肘の屈曲および伸展が可能です。
- 内転(Adduction)と外転(Abduction):
- 上腕を体の中心に近づける(内転)および体から離す(外転)動作。
- 回旋(Rotation):
- 肩関節を軸にして上腕を内旋(Internal Rotation)および外旋(External Rotation)させる動作。
上腕の役割と日常動作
上腕は、以下のような日常動作において重要な役割を果たします:
- 持ち上げる、持つ:
- 上腕の筋肉と関節は、物を持ち上げたり、持ち運んだりする動作に関与します。
- 押す、引く:
- 上腕の筋力は、物を押したり引いたりする動作に必要です。
- スポーツや運動:
- 上腕は、テニス、野球、バスケットボールなどのスポーツにおいて重要な役割を果たします。
上腕の健康維持
上腕の健康を維持するためには、以下の点に注意することが重要です:
- 適切なエクササイズ:
- 筋力トレーニングやストレッチングを行い、上腕の筋肉を強化し、柔軟性を維持します。
- 適度な休息:
- 過度の使用を避け、十分な休息をとることで、上腕の筋肉や関節の疲労を防ぎます。
- 正しい姿勢とフォーム:
- 作業や運動時には、正しい姿勢とフォームを保つことで、上腕への負担を軽減します。
- バランスの取れた栄養摂取:
- 筋肉と関節の健康を維持するために、適切なタンパク質や栄養素を摂取します。
まとめ
上腕は、肩から肘までの部分で、日常生活やスポーツ活動において多くの重要な動作を可能にする重要な部位です。骨、筋肉、神経、血管が複雑に組み合わさっており、その健康を維持するためには、適切なエクササイズ、休息、姿勢の管理が不可欠です。上腕の健康を大切にし、全体的な身体機能を向上させるために、日常的なケアを心がけましょう。