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連動性(れんどうせい)とは
連動性
連動性とは、「複数の要素が相互に影響し合い、協調して機能する状態」 を指します。この概念は、機械やシステム、人間の体など、さまざまな分野で使われています。具体的には、連動性とは、一つの動作や動きが他の動作や動きと連鎖的に結びつき、全体として一貫した動きを作り出すことを意味します。
BACK AGINGにおける「連動性」とは
BACK AGING(バックエイジング)は、一般的な治療院や整体院、フィットネスとは異なり、「連動性療法」 という新しい運動療法プログラムを用いた、年齢に制限のない若返りプログラムです。BACK AGINGでは、「人間の体はもともと柔らかい」 という前提のもと、全身の筋肉や関節を連動させて、本来の体の使い方に戻すことを目指しています。
全身の連動性とは
連動性とは、「子どもの体」 や 「トップアスリートの体」 に見られるような、「どんな動作をするときも全身の筋肉や関節がたくさん参加し、一つが動くと次が動き出すというようにつながっている」 状態のことを指します。
幼児期の子どもの動きを観察すると、非常に柔らかくて柔軟性の高い動きをしていることが分かります。子どもは、体全体の筋肉や関節を連動させて、無理のないしなやかな動きをしているのです。これは、特定の関節の可動域が広いという意味での柔軟性ではなく、全身の筋肉や関節が協調して動くことで生まれる、より動的で複合的な「柔らかさ」 と言えます。
大人になると筋力が増し、全身の筋力を使わなくても体を動かせるようになります。しかし、小さい子供や野生動物がそうであるように、全身の筋力がうまく使われた方が負担が分散されるため疲れにくく、怪我もしにくいということが分かっています。
大人の「柔らかい」と子どもの「柔らかい」の違い
一般的に、体の柔軟性を評価する際には 「可動域」 が用いられます。しかし、可動域が広いことと、体が健康であること、パフォーマンスが高いことは必ずしも一致しません。
BACK AGINGでは、「他動可動域」 と 「自動可動域」 の両方を評価することで、真の「柔らかさ」を判断しています。「他動可動域」 とは、他の力を使って動かせる範囲、「自動可動域」 とは、自分で身体を動かせる可動域のことを指します。
例えば、ストレッチで無理に体を伸ばして他動可動域が広がっても、自動可動域が狭いままだと、関節を痛めたり、筋肉を損傷したりするリスクがあります。これは、体が「柔らかい」のではなく 「緩い」 状態になっているためです。
連動性を高めるメリット
連動性が高い体には、以下のようなメリットがあります。
連動性を高めるために
BACK AGINGでは、連動性を高めるために、以下の3つの要素が重要だと考えています。
- 全身性: 体を部分ではなく全体として捉え、全身の繋がりを意識することが大切です。
- 収縮優位: 筋肉は収縮することでしか動けません。ストレッチで筋肉を伸ばす場合も、反対側の筋肉が収縮しているからこそ可能になるのです。
- 筋収縮のリレー: 体の動きは、複数の筋肉が協調して収縮することで生まれます。連動性が高い体になるには、この筋収縮のリレーをスムーズに行うことが重要です。
連動性療法と従来の治療法との違い
従来の腰痛治療では、痛みのある部分にマッサージや鍼治療を施したり、ストレッチや筋トレで特定の筋肉を鍛えたりすることが一般的でした。しかし、これらの治療法は、痛みや症状を一時的に緩和する効果は期待できても、根本的な解決にはならない可能性があります。
BACK AGINGの連動性療法では、痛みのある部分だけをみるのではなく、全身の動作を評価・分析し、問題のある動作を改善すること を目的としています。つまり、「症状」ではなく「原因」にアプローチする ことが、BACK AGINGの最大の特徴と言えるでしょう。
連動性トレーニングで意識すべきこと
BACK AGINGの連動性トレーニングでは、以下の2点を意識することが大切です。
- 背骨の動きに着目する: 背骨は全身の動きの中継点であり、背骨の柔軟性を取り戻すことが、全身の連動性を高めるために重要です。
- 筋肉の収縮に着目する: 筋肉は収縮することでしか動かず、ストレッチも反対側の筋肉の収縮によって成り立っています。筋トレやストレッチを行う際も、筋肉の収縮を意識することが大切です。
まとめ
BACK AGINGにおける「連動性」とは、全身の筋肉や関節が協調して動く、人間本来の体の使い方のことです。連動性を高めることで、腰痛や肩こりなどの慢性的な痛みを改善し、疲れにくく怪我をしにくい、より健康的な体を目指します。
従来の治療法では、なかなか改善が見られなかった方も、BACK AGINGの連動性療法を試してみる価値はあるかもしれません。