日本の腰痛人口は2,800万人と言われており、40代から60代に特に多く、腰痛は現代社会において深刻な健康問題の一つです。そんな中、多くの人々が、腰痛治療、痛みの緩和のためにマッサージを利用しています。
しかし、果たしてマッサージで腰痛は治るのでしょうか。今回は腰痛に対するマッサージの効果についてお伝えしていきます。
腰痛になる理由
腰痛の発生原因は様々ですが、部分的な負荷がかかっていることが主な要因として挙げられます。部分的な負荷がかかることによって、特定の筋肉や関節に過度の負担がかかり、それが腰痛を引き起こすことがあります。これは、腰に負担がかかるような無理な姿勢や長時間座って事務仕事をするなど、同じ姿勢を続けることによって生じることが多く、筋肉や関節に偏った負荷がかかることで、その部位に炎症や痛みが生じます。
腰痛の種類
腰痛には2つの種類があります。特異性腰痛と非特異性腰痛です。
特異性腰痛とは、明確な原因や病態学的な要因によって引き起こされる腰痛を指します。そのため、診断法が確立し、病態に対応した治療法が存在する腰痛です。特異性腰痛の例としては、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などがあげられます。
非特異性腰痛とは、具体的な原因が特定されない、あるいは特定できない腰痛のことを指します。そのため、診断した医師によって診断結果が違う場合があり、治療法も確立されていません。非特異的腰痛の代表例として、ぎっくり腰があります。
そして、腰痛の85%が原因不明の非特異性腰痛と言われています。
特異性腰痛と非特異性腰痛についてはこちらで詳しく解説しています。
腰痛に対するマッサージの効果
負荷がかかった部分や炎症部分の痛みはマッサージによって一時的に和らぐことは確かです。マッサージの腰痛に対する効果は大きく分けて2つあります。
筋肉の緊張の緩和: マッサージによって筋肉がほぐれ、緊張が和らぐことで、腰痛の症状が一時的に軽減されます。特に長時間同じ姿勢を続けたり、運動不足によって筋肉が硬くなったりした場合に、マッサージは効果的です。
血行促進: マッサージによって血液循環が促進されることで、筋肉や組織への酸素や栄養の供給が改善されます。これにより、炎症や痛みを引き起こす老廃物の排出が促進され、痛みの緩和が期待できます。
筋肉の緊張や血行不良による痛みにはとても有効なマッサージ。しかし、その効果は一時的なものであり、症状を軽減する手段の一つに過ぎず、根本的な改善にはなりません。
実際、腰痛になったら、またマッサージに行くということが常態化している人は多いのではないでしょうか。そして通うのが当たり前と思っている腰痛持ちの人は「腰痛は治らない、一生付き合っていくものだ」と考えているかもしれません。
つまり、マッサージは腰痛を一時的に軽減する手段として有効である一方で、根本的な改善には至らないことが多いということです。
マッサージ以外の効果的な腰痛改善
マッサージでは根本的な腰痛改善は難しいことがわかりました。では、腰痛の根本改善にはどのような方法が有効なのでしょうか。
腰痛の予防や改善には、部分的な負荷だけでなく、全身のあらゆる筋肉や関節が連動する状態に変えるアプローチが必要です。
この全身のあらゆる筋肉や関節が連動して動く体にするために、バックエイジングでは独自メソッドの連動性トレーニングを取り入れています。(連動性トレーニングについての詳しい説明はこちら)
連動性トレーニングとは、全ての動作は部分ではなく「全身」からなるという考えから、全身のあらゆる筋肉や関節が連動する状態になるよう調整していくトレーニングです。
連動性トレーニングを取り入れることにより、腰痛の原因となる一部分に負荷が集中している状態から、これまで使っていなかった筋肉や関節が動くようになり、結果的に負荷が分散し腰痛に悩まない体を手に入れることが出来ます。
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