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腰痛が治らないたった1つの理由
あなたの腰痛を根本から解決する鍵は、子どもの自然な動きにあります。
整体や鍼灸、マッサージなど、様々な治療法を試しても、本当の解決には至らず痛みの繰り返し。長年の付き合いとなった腰痛と、これ以上付き合い続けるのはもう嫌だと思いませんか?
この記事では腰痛が治らないたった一つの理由についてご説明します。
記事の内容を動画でも説明しているので、動画で見たい方はこちらをご覧ください。
国民の3人に1人が腰痛に悩んでいる事実
厚生労働省が2年に1度行っている国民生活基礎調査によると、この30年間、腰痛は有訴者率(訴える人の割合)の第1位を守り続けています。東京大学の研究グループが調べたところ、日本人の実に40歳以上の約2,770万人が腰痛に悩まされているというデータが出ています。つまり、日本国民の3人に1人が腰の痛みに苦しんでいる計算になります。
このデータから分かるように、腰痛は日本人にとって国民病ともいえるほど多くの人を悩ませているのです。
腰痛の8割は原因不明「腰痛ってそもそも何?」
これだけ多くの人が腰痛に悩み、医療がこれだけ発展した現在でも、腰痛の8割以上が原因が絞れていません。こういう診断法と治療法に統一した見解が出せていない腰痛を非特異性腰痛といいます。
一方で、診断法が確立し、治療法が存在する腰痛を特異性腰痛といいます。例えば「椎間板ヘルニア」や「脊柱狭窄症」などが代表例ですね。医師の診察や画像の検査(X 線やMRIなど)によって、腰痛の原因を特定することができるため、何らかの治療を行うことができます。
ここで重要なのは、腰痛患者の8割は画像の検査(X 線やMRIなど)をしても、本人が痛みを自覚しているにもかかわらず、特に異常がないという状態が出てしまうということです。
さらにややこしいのは、画像検査をして異常が見つかっても、本人の痛みがないこともあります。こうなってくると医師でさえ「腰痛とは何なのか?」「腰痛を根本改善するにはどうしたら良いのか?」と聞かれると、正直かなり迷ってしまうところがあると思います。
それくらい腰痛というのは国民病でありながらも、意外と解き明かされてないブラックボックスです。そこで今回は、そんな腰痛の原因を医学的な専門知識というより、誰でもわかるようにお話ししたいと思います。
腰痛持ちの大人と子どもの違い「腰痛はどんなメカニズムで起こる?」
腰痛は背骨の下部を示す腰椎や、その周辺の筋群で生じることが多いです。
ここで、ちょっと背骨を想像してほしいと思います。あまり生活の中で背骨を浮思い浮かべることはないと思いますが、なんとなくでも形のイメージがつくでしょうか。
簡単に言うと、背骨はだるま落としのだるまの一つ一つの台が重なってるような形をしています。背骨は、椎体という骨が多数重なってできています。ここで重要となるのが、肘の関節や手首の関節と同じように、背骨は全て関節であるということ。背骨も、屈曲・伸展・回旋を(手の関節ほど大きくはないにしても)するのです。
背骨についての知識を踏まえたうえで、腰痛から最も縁遠い存在である子どもの背骨を考えてみたいと思います。
子どもに前屈や後屈をしてもらうと、背骨の全てが少しずつ前屈なら丸まり、後屈なら少しずつ反っていきます。要するに背骨の全ての部位がちょっとずつ丸まったり反ったり回旋したりします。この状態が保たれていると、動くときにどこか一つの場所に負担が過度にかかるということはありません。
一方、腰痛持ちの大人の背骨の動きはどのように動いているのでしょうか?
よくあるケースが、前屈をすると頚椎や胸椎はほとんど動いてないのに、腰だけがかなり大きく丸まっているという状態です。特定の部分だけで屈曲や伸展をするケースが多いのです。
こういう状態の人は、日常のちょっとした動作をするときでさえ、そのよく動く特定の部分に負担をかけて生活しています。一部分を使って体を動かすことが癖になっているというわけです。
そうすると、重いものを持ったり、少し激しく動いたりといった、いつもより負荷の多い動作をするとその特定の部分にさらなる過負荷が集中してしまいます。これが場合によっては、ぎっくり腰や慢性の腰痛につながってしまうのです。
腰痛の根本原因と解決策「痛みを消し、再発を防ぐにはどうしたらいい?」
腰痛の根本原因は残念ながら明確になっていませんが、特定の部分に負荷が集中すると腰痛になりやすいということは間違いありません。
マッサージや投薬によって一時的に痛みが抑えたれたとしても、腰ばかりに負荷をかけてしまう体の動き方が改善されてはいないので、再び痛みがぶり返してしまうでしょう。これが腰痛がなかなか治らない理由です。
では、腰痛を根本的に解決させるにはどうすればいいのか?というと、体を本来の動かし方ができるような状態、つまり腰ばかりに頼るのではなく背骨の他の部分もまんべんなく利用して動く状態に戻してあげる必要があります。
ここであえて「戻す」という表現を使いました。
何故ならすべての人は子どものとき、背骨は全部動かす本来的な体の動かし方を自然と行っていたからです。
子どもの頃のように体全体を使って動作する状態に戻すことで、特定の部分に負荷がかからなくなり、痛みは消失し、再発がなくなります。
興味深いことに、例えばヘルニアの方を特定の部分へ負荷をかけない体の使い方に戻した結果、ヘルニアは治っていないのに、本人の痛みは消えたというケースもあります。
ということで、私たちが考える腰痛の根本原因は一言でいうと、「部分に負担がかかってるから」です。そのため、腰痛を根本的に改善したいという方は、「正しい体の動かし方に戻すことが大事」という点を抑えていただければと思います。
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