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ランナー膝を、治療しても繰り返してしまう理由

BACK AGING LABO

ランナー膝を、治療しても繰り返してしまう理由

走っていると途中から痛くなる。それがずっと治らない方へ

公開日:2026年8月2日 | 著者:BACK AGING編集部

研究監修:伊藤龍平(株式会社HUREC 代表取締役) / 医療監修:浜木遼太(鍼灸師・BACK AGING藤沢店 店長)
※この記事は、当院の研究監修者・医療監修者の解説をもとに構成しています。

ランナー膝を、治療しても繰り返してしまう理由|藤沢 BACK AGING

この記事でわかること

  • 膝の周辺をほぐす治療を受けても、走るとまた痛くなるのはなぜか
  • 膝に負担が集まる原因を、当院がどこに見ているか
  • その原因を確かめる方法(骨格動作タイプ検査)

膝に負担が集まる走り方になっていないか、動作を撮影して分析します。藤沢のバックエイジングで検査を受けられます。

走っていると、途中から痛くなる

普段は痛くない。ところが、走っていると途中から痛くなる。そして、この途中から痛くなるという症状が、ずっと治らない。

本当にしつこいと、いろいろ取り組んだり治療したりしても治らない——そういう方に向けて、この記事を書いています。

これは、走り始めたばかりで痛みが出た方も同じです。走る量がまだ少ないのに痛みが出るということは、走り方そのものが膝に負担の集まる形になっている可能性があるからです。ただし、転倒などのはっきりした怪我のあとに痛くなった場合は別で、まず医療機関で状態を確かめることが先になります。

ランナー膝とは——ひとつの病名ではなく、膝まわりの痛みの総称

ランナー膝とは、走ることで膝の周囲に出てくる痛みをまとめた呼び方です。ひとつの病名ではなく、走る動作の繰り返しによって起こる膝の慢性的な障害を指す言葉として使われています。膝の外側が痛む腸脛靭帯炎を指してこう呼ぶことも多く、ほかに膝の内側が痛む鵞足炎、お皿の下が痛む膝蓋腱炎など、痛む場所によって呼び名が変わります。

関節の線 1 2 3 4
  • 1膝の外側腸脛靭帯炎
  • 2お皿のまわり膝蓋大腿疼痛症候群
  • 3お皿の下膝蓋腱炎
  • 4膝の内側鵞足炎
走る方にみられる膝の痛みが出やすい4か所です。※右脚を正面から見た図(画面の左が体の外側)

日本整形外科学会も、膝関節の症状のひとつとして「スポーツによる膝の慢性障害」を独立した項目に挙げ、解説しています(日本整形外科学会「スポーツによる膝の慢性障害」)。一度の怪我ではなく、繰り返しの中で少しずつ痛みが出てくるものとして扱われている、ということです。

一般には、何が原因と言われているか

日本整形外科学会は、膝関節の症状として、変形性膝関節症、半月(板)損傷、膝靱帯損傷、オスグッド病、スポーツによる膝の慢性障害などを挙げています(日本整形外科学会「膝関節の症状一覧」)。膝の痛みと言っても、その中身はひとつではありません。

ですから、まずすべきは——たとえば骨折ということもありえますから——レントゲンを撮る、MRIを撮るということで、実際にどんな状態なのかを明らかにすることです。そして、これは手術以外ありえない、という場合は、当然、医療機関で手術を選択することになります。

ただ、手術はしなくていい、保存療法で行けますよ、というケースがほとんどです。この記事は、そう言われた後の話です。

たとえば変形性膝関節症について、同学会は治療として、痛み止めの内服薬・外用薬、膝関節内へのヒアルロン酸の注射、大腿四頭筋強化訓練や関節可動域改善訓練などの運動器リハビリテーション、膝を温める物理療法、足底板や膝装具を挙げ、それでも治らない場合に手術治療を検討するとしています(日本整形外科学会「変形性膝関節症」)。

走る方が受ける助言も、多くはこの線に沿ったものだと思います。走行距離を減らす。太ももの前の筋肉を鍛える。ストレッチで柔軟性を高める。シューズやインソールを見直す。そして、痛む膝の周辺をほぐす。

一般的な対処は、無駄ではありません

皆さんは今までも膝の治療を何かしらされてきたのではないでしょうか。多くの場合どんな治療も、膝が痛いとなると、その膝周辺・患部に関する、少なくとも下半身に関する何かしらのアプローチが多いのではないでしょうか。たとえばリハビリであったり、もしくは鍼や、マッサージで周辺の筋肉をほぐすといったアプローチです。

これは無駄ではありません。痛み止めを飲むと痛みが少し和らぐ、というような、対処療法的な使い方であれば有効です。鍼治療も国家資格にもとづく治療法であり、非常に有効なアプローチの一つです。それで良くなっているのであれば、問題はありません。

それでも、走るとまた痛くなる

ただ、施術を受けた直後は軽いのに、走る量を戻すとまた同じところが痛くなる。そういう方がいらっしゃいます。

ここで考えてみていただきたいことがあります。同じ距離を、同じ路面で走っていても、膝が痛くなる方と、ならない方がいます。太ももの前を鍛えていても、柔軟性が高くても、膝に来る方がいます。

筋力や柔軟性だけが理由なら、鍛えて伸ばせば解決するはずです。当院は、そこに「走るときの動き方」という要素が抜けていると考えています。

全員にとって、一流選手のフォームが良いわけではない

日常生活動作も当然ですが、スポーツの動作は非常に分かりやすいところです。全員にとって、ある一流選手のフォームが良いわけではないのです。

これは身長が違うといった話とは違って、フォームの動き方、メカニズムとして、ある選手にとってはその選手のフォームは真似したらいいものかもしれませんが、ある選手にとってはそれを真似してしまうと崩れる可能性がある、という話になってきます。

同じ走り方をしても、その骨格に合っている方と合っていない方がいることを示す対比図
同じフォームでも、その方の骨格に合っていれば全身が連動し、合っていなければどこかに無理が出ます。良いフォーム・悪いフォームがあるのではなく、その方の骨格に合う・合わないがあると当院は考えています。

これは、スポーツの世界だけの話ではないのです。どんな人もそうです。姿勢や歩き方というのを何かしら後天的に、知識を得たり、アドバイスをされたり、指導をされたり、何かスポーツ経験の中で意識したりすることで、多くの場合その人の骨格にとっていちばん合う形ではなくなっていることが多いのです。

その違いは、骨格から来ています

このときに当院が非常に大切にしているのは、骨格が人によって違うということです。

当院は長年、スポーツの分野、特にトップアスリートとともに動作分析であったり、その動作改善というものを生業にしてきた会社が運営している治療院です。トップのパフォーマンスを支えていくときに非常に大切になってくるのが、そのトップ選手の骨格動作タイプを検査していくことから始める、ということです。

骨格動作タイプとは

骨格の個体差(先天的特質)を10年以上研究してきたHUREC(バックエイジングの運営会社)が、16種類に体系化した先天的な動作個体差のタイプ分類です。先天的に骨格が異なる以上、身体の動かし方にも一人ひとり「その人に合った形」がある——という考え方にもとづいています。タイプが違えば、自然な姿勢やフォームが異なります。

骨格に合わない走り方が、膝に負担を集める

骨格動作タイプから外れた動きや姿勢をしていると、必ず部分負荷が起きます。

走るという動作は、その1歩を何千回と繰り返します。自分の骨格に合っていない動き方で走っていれば、その動き方のぶんだけ、体の一部分に負担がかかり続けます。

全身が連動して負担が全身の関節に分散する状態と、連動が崩れて膝に負担が集中する状態の対比図
左=骨格動作タイプに合った走り方(全身が連動し、着地の衝撃が全身の関節に分散している状態)。右=合っていない走り方(連動が崩れ、膝に負担が集中している状態=部分負荷)。その1歩を何千回と繰り返すため、集中したところに負担が積み重なっていきます。
1

生まれ持った骨格が、人によって違う

2

その骨格にとって自然な姿勢・歩き方・走り方も、人によって違う

3

そこから外れた動き方をしていると、必ず部分負荷が起きる

4

負担が集まったところに、痛みとして出る

この状態が変わらないと、膝周辺の筋肉をほぐしても、根本的に膝に負荷がかかる歩き方や姿勢であること自体は、変わっていないのです。

痛くなったところは、休めば回復します。治療を受ければ楽にもなります。けれども、そこに負担をかけていた走り方は、治療のあいだには変わっていません。だから走り出すと、また同じところが痛くなります。

もちろん、走るときの痛みには、練習量や休養のとり方も関わります。そうした条件を整えてもなお繰り返してしまう方に残っているのが、走るときの動き方です。

その方の骨格には、猫背が自然なこともある

この骨格動作タイプが違うと、その人にとって、そのタイプにとって自然な立ち方、姿勢が違ってきます。たとえばあるタイプの方は少し猫背になりやすかったり、あるタイプの方は反り腰になりやすかったりしますが、そのタイプにとっての猫背というのは、実は、胸が丸いというのは骨格上自然な形である場合があります。

むしろその方が、猫背を直そうとして胸を反らすというのは、非常に不自然な姿勢に無理やり矯正しているとも言えます。

そうしてしまうと、他の部分でバランスを取るために、必要以上に例えば膝に負荷がかかったり、股関節に負荷がかかったりします。これは良くない状態です。ですから、その人の骨格動作タイプから見たときに自然な姿勢が、もし少し猫背なのであれば、それはまったくいじらないほうがいい。むしろ自然な猫背を形成するようにしてあげたほうがいい、という話になります。

ただし、別のタイプだと、その猫背は自然な形ではありません。というように考えると、まず姿勢が人によって違います。これは先天的に。そして歩き方も走り方も全部そうです。

本来のあなたの走り方に、戻していく

実は、トップアスリートに介入するのと、一般の方に介入するのは、まったく同じです。

その人にとっていちばん自然に動ける状態、全身がうまく動く状態に戻すことで、

膝にそもそも負担のかからない動かし方に戻していくというアプローチをします。

膝の周辺に向かうアプローチ

痛みが出ている膝の周辺、少なくとも下半身に対して、リハビリ・鍼・マッサージなどで介入する。対処療法としては有効。

バックエイジングのアプローチ

全身がうまく動く状態に戻すことで、膝に負担のかからない姿勢・歩き方・走り方に戻していく。

当院の場合は骨格動作タイプを検査し、その骨格動作タイプで——今16個に分類していますが——この16分の1の骨格動作タイプに合った状態に戻すことで、膝に負荷がかからないような姿勢や歩き方、走り方ができるようにしていきます。

そうすることによって、全身がその人にとって自然な形で動く、連動して動くので、人間の体にはものすごい数の関節がありますから、そういった関節すべてで負荷を分散します。結果、膝に負荷が集まらなくなり、膝の痛みが軽減していくことの助けになる、というのが当院の考え方です。

新しい何かを身につけるのではありません。本来のあなたの走り方に、戻していくということです。

もし、ほぐしても、休ませても、走り出すとまた同じところが痛くなる。そして、それでも走り続けたいと思われているのであれば、まず骨格動作タイプの検査から始めてみていただきたいと思います。

※体の変化を実感される方も多くいらっしゃいますが、感じ方や変化には個人差があります。

ご自身の骨格動作タイプは、動作を撮影して分析しないと分かりません。
藤沢のバックエイジングで、検査を受けていただけます。

検査から治療までの流れ——1回目は検査、2回目から治療

バックエイジングでは、1回目に骨格動作タイプ検査を行い、後日の2回目から施術とトレーニングに入ります。検査だけで終わるのではなく、その方の骨格に合った動きへ、施術とトレーニングによって整えていきます。ご自身で続けられるエクササイズも、お一人おひとりに合わせてお伝えしています。

検査・施術を担当するトレーナーは、全員が国家資格を持つ専門トレーナーです。撮影はトレーナーが行い、そのデータの分析を経て、2回目にお体に合わせた治療へ進みます。

はじめての方の流れ

骨格動作タイプ検査 + 初回治療

13,200(税込・2回セット/検査5,500円+初回治療9,900円を個別にお受けいただくことも可能です)

1回目骨格動作タイプ検査40分 お話をうかがったうえで、いくつかの動作を行っていただき、撮影します。そのデータから、その方に合った動きと、合っていない動きを分析します。

最短1週間が目安

2回目初回治療80分 分析結果をお伝えしたうえで、施術とトレーニングに入ります。ご自身で続けられるエクササイズもお伝えします。

検査と治療を別の日に分けているのは、撮影したデータを分析したうえで、その方に合った内容で治療に入るためです。

※体の変化を実感される方も多くいらっしゃいますが、感じ方には個人差があります。

先に医療機関の受診をおすすめする場合

次のような症状がある場合は、まず整形外科などの医療機関を受診してください。当院での検査・施術より、医師の診察が優先されます。

  • じっとしていても痛む、夜間に痛みで目が覚める
  • 脚のしびれ、力が入りにくい
  • 膝の強い腫れ、熱感、引っかかり、膝が抜けるように崩れる
  • 排尿・排便の異常をともなう
  • 発熱、原因のはっきりしない体重減少をともなう

すでに治療中の方や、手術を含めた方針を医師と相談されている場合は、主治医の方針を優先してください。ご相談や検査を受けていただくのに、医師の許可は必要ありません。

この記事のQ&A

マッサージや鍼を受けても、走ると痛みが戻ってしまいます。なぜですか?

膝周辺の筋肉をほぐしても、根本的に膝に負荷がかかる歩き方や走り方であること自体は変わっていないからです。マッサージや鍼は対処療法としては有効で、それで良くなっているのであれば問題はありません。ただ、一時的には良くなるものの、すぐまた痛くなる、という場合は、負担のかかる動き方そのものを変えていく必要があると考えています。

走っていると途中から痛くなります。走る距離を減らせば治りますか?

走る量を減らせば、そのあいだ痛みは落ち着きます。ただ、そこに負担をかけていた走り方は、休んでいるあいだには変わりません。同じ距離を走っても痛くなる方と、まったく痛くならない方がいます。練習量や休養を整えてもなお繰り返してしまう場合は、走るときの動き方を確かめてみることをおすすめします。

フォームを直せばよいのでしょうか。動画で見た走り方を練習しています。

そのフォームがご自身の骨格に合っていれば、力になります。ただ、ある方にとって自然なフォームが、別の方にとっては無理のある形になることがあります。当院が見ているのは、良いフォームかどうかではなく、その走り方がその方の骨格動作タイプに合っているかどうかです。ご自身のタイプは、動作を撮影して分析しないと分かりません。

医療機関で疾患名の診断を受けています。それでも検査を受けられますか?

はい。画像で変化が見つかった方も、大きな異常がないのに痛みが続いている方も、どちらも当院の対象です。まず医療機関でどんな状態かを明らかにしていただくことは大切で、手術が必要な場合は医療機関での治療が優先されます。保存療法で行けると言われた後に、膝に負担が集まる動き方になっていないかを確かめるのが当院の役割です。治療中の方や、手術を含めた方針を医師と相談されている場合は、主治医の方針を優先してください。

この記事を運営するバックエイジング(BACK AGING)藤沢店は、JR藤沢駅南口から徒歩4分。慢性的な膝痛・腰痛を専門とする治療院です。

いろいろやったけれど膝が治らない、走っていると途中から痛くなるのがずっと治らない——そう思われている方は、骨格動作タイプ検査から始めてみてください。

BACK AGING(バックエイジング)藤沢店|ひざ痛・腰痛専門治療院
〒251-0025 神奈川県藤沢市鵠沼石上1-4-13 ロコテラス湘南 7階
電話:070-9298-1284(JR藤沢駅南口 徒歩4分)
営業時間:平日9:30〜21:00/土日祝8:00〜19:30
https://backaging.com/

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当日のご予約もWebから承っています。

著者:BACK AGING編集部

研究監修 伊藤龍平 / 株式会社HUREC 代表取締役
医師・理学療法士・鍼灸師、トップアスリート指導者など身体の専門家で構成される研究団体HURECを組織し、10年以上にわたり骨格の個体差(先天的特質)を研究。その研究から「骨格動作タイプ」を16種類に体系化。各種競技のオリンピックアスリート、日本代表選手、などからも多くの支持を受ける。

医療監修 浜木遼太(はまき りょうた) / 鍼灸師・連動性トレーナー・BACK AGING藤沢店 店長
森ノ宮医療大学 鍼灸科で鍼灸師の国家資格を取得。変形性膝関節症、腰椎椎間板ヘルニア、慢性腰痛など、他院で改善に至らなかった重度の慢性痛を専門とする。骨格動作タイプにもとづき、一人ひとりに合った体の使い方から痛みの根本原因にアプローチする。自身も陸上競技で怪我に苦しんだ経験を持ち、繰り返す痛みのつらさを知る。

※本記事は、研究監修者が解説した内容をもとに、BACK AGING編集部が構成したものです。文章の作成の一部にAIを活用し、公開前に担当者が事実関係を確認し、医学的な内容は医療監修を経て公開しています。
※当院では鍼灸の施術は行っておりません(担当トレーナーが鍼灸師の国家資格を有している場合があります)。
※本記事は特定の疾患の診断・治療効果を保証するものではありません。症状の原因の診断は医療機関で行われます。

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