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ランニング障害は、なぜ起こるのか

BACK AGING LABO

ランニング障害は、なぜ起こるのか

同じ距離を走っても、痛くなる方とならない方がいます

公開日:2026年8月4日 | 著者:BACK AGING編集部

研究監修:伊藤龍平(株式会社HUREC 代表取締役) / 医療監修:浜木遼太(鍼灸師・BACK AGING藤沢店 店長)
※この記事は、当院の研究監修者・医療監修者の解説をもとに構成しています。

ランニング障害は、なぜ起こるのか|藤沢 BACK AGING

この記事でわかること

  • 距離を減らしても、ストレッチをしても、走るとまた同じところが痛くなるのはなぜか
  • 負担が一部に集まる原因を、当院がどこに見ているか
  • その原因を確かめる方法(骨格動作タイプ検査)

痛みの出ているところではなく、そこに負担を集めている動き方のほうを分析します。藤沢のバックエイジングで検査を受けられます。

走っていると、途中から痛くなる

走り始めは何ともない。ところが、ある地点から決まって痛みが出てくる。休むと治まるのに、また走るとそこが痛くなる。

先にお伝えしておきます。転んで捻った、ぶつけたといった、はっきりした怪我の痛みについては、この記事はあまりお役に立ちません。まず医療機関を受診してください。

ただ、走るたびに繰り返す痛みで、距離を減らしたりストレッチをしたりしても変わらないという方には、お役に立てると思います。

ランニング障害とは——走るたびに少しずつ蓄積する痛み

ランニング障害とは、走ることによって体の一部に繰り返し負担がかかり、そこに痛みや不調が出てくるものの総称です。

はっきりした怪我と違い、1回の強い衝撃で起こるのではありません。同じ動作を何千回、何万回と繰り返していく中で、少しずつ蓄積して出てきます。

出るところは膝だけではありません。すね、アキレス腱、足の裏、股関節、腰——どこに出るかは人によって違い、それぞれに診断名がつきます。膝であれば鵞足炎腸脛靭帯炎膝蓋腱炎といった名前がつきます。

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前から
56
横から
78
後ろから
  • 1お皿のまわり膝蓋大腿疼痛症候群
  • 2お皿の下膝蓋腱炎
  • 3膝の内側鵞足炎
  • 4すねの内側シンスプリント
  • 5膝の外側腸脛靭帯炎(ランナー膝)
  • 6足の裏(かかと寄り)足底腱膜炎
  • 7腰の痛み
  • 8アキレス腱アキレス腱炎
ランニング障害で痛みが出やすい主な場所と、代表的な診断名です。どこに出るかは人によって違います。

まずすべきは、骨折ということもありえますから、レントゲンやMRIで、実際にどんな状態なのかを明らかにすることです。手術が必要と判断される場合は、医療機関での治療が優先されます。この記事が扱うのは、保存療法でいきましょうと言われた後の話です。

一般には「使い過ぎ・柔軟性・筋力」が原因と言われている

日本整形外科学会は、足の慢性障害について、足の使い過ぎが主な要因であるとしたうえで、それ以外の背景として「足の柔軟性低下や筋力不足、扁平足などの障害の発生しやすい足の形、不適切な靴、悪い路面での練習」を挙げています日本整形外科学会「足の慢性障害」)。

走る方が受ける助言も、多くはこの線に沿ったものだと思います。走行距離を減らす。ストレッチで柔軟性を高める。筋力をつける。靴を替える。路面を選ぶ。

一般的な対処は、無駄ではありません

距離を減らすことも、ストレッチも、筋トレも、靴を見直すことも、それ自体が良くないわけではありません。うまく取り入れることで痛みが和らぐ場面は、たしかにあります。

痛みが出ているところに対して、リハビリや鍼、マッサージで周辺の筋肉をほぐすアプローチも同じです。それで良くなっているのであれば、何も問題はありません。

ただ、そのときは軽くなるけれど、走る量を戻すとまた同じところが痛くなる。そういう方には、別の見方が必要だと当院は考えています。

同じ距離を走っても、痛くなる方とならない方がいる

ここで一つ、考えてみていただきたいことがあります。

同じ距離を、同じ路面で、同じくらいの頻度で走っていても、痛くなる方と、ならない方がいます。

柔軟性も筋力も十分にあるのに、同じところを痛める方がいます。

使い過ぎだけが理由なら、走った量に応じて痛みが出るはずです。柔軟性や筋力だけが理由なら、鍛えて伸ばせば解決するはずです。けれども、実際にはそうならない方がいます。

当院は、そこに「その走り方が、ご自身の骨格に合っているか」という要素が抜けていると考えています。

腕振りが大事な方と、足が大事な方がいる

走る方の中でも、意見が分かれることがあります。

腕振りを大事だとする方と、足を大事だとする方で、全身が連動する起点が異なることを示す対比図
オレンジは、その方にとって全身の動きの起点になっている場所です。走る方に話をうかがうと、腕振りが決まると全身がうまく動くという方と、腕は自然に振れるだけでよく足が大事だという方に分かれます。どちらが正しいという話ではなく、上半身から全身が連動する骨格か、下半身から連動する骨格かの違いだと当院は考えています。

どちらが正しいのか、という話になりますが、走る方はそれぞれ、自分に当てはまるほうを言います。当院の研究によると、これは骨格の違いによるものです。

あるタイプの骨格は、上半身から全身が連動します。別のタイプの骨格は、下半身から全身が連動します。前者の方にとっては腕振りが要になり、後者の方にとっては足の運びが要になります。つまり、Aさんにとって良い助言が、Bさんにとっては良くない可能性があるということです。

もっと細かく見ると、同じ腕振りでも、前方への筋発揮が要になる方と、後方への筋発揮が要になる方がいます。走るという動きは、地面から離れている状態と、地面についている状態に分かれますが、離れる側にアクセントがつく方と、ついている側にアクセントがつく方がいます。これは脚の動きでも同じです。

その違いは、骨格から来ています

では、この違いはどこから生まれるのか。

人は血液型に先天的なタイプがあることを、みんな知っています。ただ、骨格にもタイプがあることや、そのタイプが変わらないことは、意外と知られていないのではないでしょうか。

骨格動作タイプとは

骨格の個体差(先天的特質)を10年以上研究してきたHUREC(バックエイジングの運営会社)が、16種類に体系化した先天的な動作個体差のタイプ分類です。先天的に骨格が異なる以上、身体の動かし方にも一人ひとり「その人に合った形」がある——という考え方にもとづいています。タイプが違えば、自然な姿勢やフォームが異なります。

骨格が異なると、姿勢を制御するために使われる筋肉が変わります。そして、制御に使われている筋肉は、動くときには使いにくくなります。残った部分で体を動かすことになるため、その人にとって自然な動き方が変わってくる——というのが当院の考え方です。

ですから、一般的に良いと言われるフォームが、その方にとって良いとは限りません。実際、腰が大きく反ったまま走るトップランナーもいれば、ほとんど反っていないトップランナーもいます。どちらも、世界のトップで走っています。

合う・合わない、であって、良い・悪いではありません。

あるタイプにとって自然な姿勢が、別のタイプにはただの歪みになります。

骨格に合わない動き方が、一部の関節に負担を集める

自分の骨格動作タイプに合った動き方をしているとき、体は全身が連動して動きます。人間の体にはものすごい数の関節がありますから、走る衝撃は、その全身の関節に分散されます。

ところが、自分の骨格動作タイプから外れた動き方をしていると、この連動が崩れます。全身に分散されるはずだった負担が、一部の関節に集中します。当院はこれを部分負荷と呼んでいます。

全身が連動して負担が全身の関節に分散する状態と、連動が崩れて一部の関節に負担が集中する状態の対比図
左=骨格動作タイプに合った動き方(全身が連動し、走る衝撃が全身の関節に分散している状態)。右=合っていない動き方(連動が崩れ、一部の関節に負担が集中している状態=部分負荷)。その1歩を何千回、何万回と繰り返すため、集中したところに負担が積み重なっていきます。どこに出るかは方によって違い、膝に出る方も、腰や肩に出る方もいらっしゃいます。

走るという動作は、その1歩を何千回、何万回と繰り返します。自分の骨格に合っていない動き方のまま走れば、その動き方のぶんだけ、同じところに負担が積み重なっていきます。

だから、そこをほぐしても、走り出すとまた同じところが痛くなります。治療が効いていないのではなく、そこに負担を集めている動き方が、変わっていないからです。

膝に出る方もいれば、腰に出る方もいる

そもそも子供の頃は、自分の骨格動作タイプに合った動き方に自然になっています。全身が連動して動き、負担が全身の関節に分散するので、痛みが出ません。

ただ、年齢を重ねていく中で、何かしらの意識が入ったのか、指導が入ったのか、スポーツの何かしらの癖なのか、筋力が落ちてきたことが影響したのか——それは人によって違いますが、骨格動作タイプにとって自然な動き方ではなくなっていきます。そうすると、負担がどこか一部に集まり始めます。

それが膝に来る方もいるし、腰に来る方もいるし、肩に来る方もいます。それは、その方がどんな崩れ方をするかによります。

ただ、共通しているのは、自分の骨格動作タイプから外れている、というところです。

ランニング障害の診断名がいくつあっても、当院が見ているのは、その手前で起きていることです。

本来のあなたの動きに、戻していく

当院は、その方の骨格動作タイプを検査したうえで、そのタイプに合った動き方へ、施術とトレーニングによって整えていきます。

新しい何かを身につけるのではありません。本来のあなたの動きに「戻る」ということです。全身が連動して動くようになれば、負担は全身の関節に分散されるので、一部の関節に集中しなくなります。

もし、距離を減らしても、ストレッチをしても、治療を受けても、走り出すとまた同じところが痛くなる。そして、それでも走り続けたいと思われているのであれば、まず骨格動作タイプの検査から始めてみていただきたいと思います。

※体の変化を実感される方も多くいらっしゃいますが、感じ方や変化には個人差があります。

ご自身の骨格動作タイプは、動作を撮影して分析しないと分かりません。
藤沢のバックエイジングで、検査を受けていただけます。

検査から治療までの流れ——1回目は検査、2回目から治療

バックエイジングでは、1回目に骨格動作タイプ検査を行い、後日の2回目から施術とトレーニングに入ります。検査だけで終わるのではなく、その方の骨格に合った動きへ、施術とトレーニングによって整えていきます。ご自身で続けられるエクササイズも、お一人おひとりに合わせてお伝えしています。

検査・施術を担当するトレーナーは、全員が国家資格を持つ専門トレーナーです。撮影はトレーナーが行い、そのデータの分析を経て、2回目にお体に合わせた治療へ進みます。

はじめての方の流れ

骨格動作タイプ検査 + 初回治療

13,200(税込・2回セット/検査5,500円+初回治療9,900円を個別にお受けいただくことも可能です)

1回目骨格動作タイプ検査40分 お話をうかがったうえで、いくつかの動作を行っていただき、撮影します。そのデータから、その方に合った動きと、合っていない動きを分析します。

最短1週間が目安

2回目初回治療80分 分析結果をお伝えしたうえで、施術とトレーニングに入ります。ご自身で続けられるエクササイズもお伝えします。

検査と治療を別の日に分けているのは、撮影したデータを分析したうえで、その方に合った内容で治療に入るためです。

※体の変化を実感される方も多くいらっしゃいますが、感じ方には個人差があります。

先に医療機関の受診をおすすめする場合

次のような症状がある場合は、まず整形外科などの医療機関を受診してください。当院での検査・施術より、医師の診察が優先されます。

  • じっとしていても痛む、夜間に痛みで目が覚める
  • 脚のしびれ、力が入りにくい
  • 関節の強い腫れ、熱感、関節が動かせない
  • 転倒などのはっきりした怪我のあとに痛みが出た
  • 排尿・排便の異常をともなう
  • 発熱、原因のはっきりしない体重減少をともなう

すでに治療中の方や、手術を含めた方針を医師と相談されている場合は、主治医の方針を優先してください。ご相談や検査を受けていただくのに、医師の許可は必要ありません。

この記事のQ&A

ランニング障害とは、どういうものですか。

走ることによって体の一部に繰り返し負担がかかり、そこに痛みや不調が出てくるものの総称です。転倒などのはっきりした怪我と違い、1回の強い衝撃で起こるのではなく、同じ動作を何千回と繰り返す中で少しずつ蓄積して出てきます。膝、すね、アキレス腱、足の裏、股関節、腰など、どこに出るかは人によって違い、それぞれに診断名がつきます。

走行距離を減らしたり、ストレッチをしたりしていますが、また痛くなります。

使い過ぎを減らすことも、柔軟性を高めることも、それ自体が良くないわけではありません。うまく取り入れることで痛みが和らぐ場面は、たしかにあります。ただ、走るときの動き方が変わっていなければ、走行距離を戻したときに同じところへ負担が集まります。当院が診ているのは、そこに負担を集めている動き方のほうです。

痛むところによって、原因は違うのではないでしょうか。

痛みが出ているのが膝の外側なのか、すねの内側なのか、足の裏なのかは、方によって違います。ただ、どこに出るかは、その方の骨格動作タイプと、そこからどう外れているかによって変わります。共通しているのは、全身の関節に分散されるはずの負担が、一部の関節に集中しているという点だと当院は考えています。

走るのをやめたほうがいいのでしょうか。

当院にお越しになる方には、走ることを大切にされている方が多くいらっしゃいます。当院が目指しているのは、走ることをやめていただくことではなく、負担が一部の関節に集中しない状態に戻して、走り続けられるようにすることです。ただし、この記事の下にある症状にあてはまる場合は、まず医療機関を受診してください。

この記事を運営するバックエイジング(BACK AGING)藤沢店は、JR藤沢駅南口から徒歩4分。慢性的な膝痛・腰痛を専門とする治療院です。

痛むところを治療しても、走り出すとまた同じところが痛くなる——そういう方は、骨格動作タイプ検査から始めてみてください。

BACK AGING(バックエイジング)藤沢店|ひざ痛・腰痛専門治療院
〒251-0025 神奈川県藤沢市鵠沼石上1-4-13 ロコテラス湘南 7階
電話:070-9298-1284(JR藤沢駅南口 徒歩4分)
営業時間:平日9:30〜21:00/土日祝8:00〜19:30
https://backaging.com/

Web予約する(24時間受付) 無料問診(LINEで受付)

まだ決めていない方は、無料問診(LINE)でご相談だけでも承っています。
当日のご予約もWebから承っています。

著者:BACK AGING編集部

研究監修 伊藤龍平 / 株式会社HUREC 代表取締役
医師・理学療法士・鍼灸師、トップアスリート指導者など身体の専門家で構成される研究団体HURECを組織し、10年以上にわたり骨格の個体差(先天的特質)を研究。その研究から「骨格動作タイプ」を16種類に体系化。各種競技のオリンピックアスリート、日本代表選手、などからも多くの支持を受ける。

医療監修 浜木遼太(はまき りょうた) / 鍼灸師・連動性トレーナー・BACK AGING藤沢店 店長
森ノ宮医療大学 鍼灸科で鍼灸師の国家資格を取得。変形性膝関節症、腰椎椎間板ヘルニア、慢性腰痛など、他院で改善に至らなかった重度の慢性痛を専門とする。骨格動作タイプにもとづき、一人ひとりに合った体の使い方から痛みの根本原因にアプローチする。自身も陸上競技で怪我に苦しんだ経験を持ち、繰り返す痛みのつらさを知る。

※本記事は、研究監修者が解説した内容をもとに、BACK AGING編集部が構成したものです。文章の作成の一部にAIを活用し、公開前に担当者が事実関係を確認し、医学的な内容は医療監修を経て公開しています。
※本記事は特定の疾患の診断・治療効果を保証するものではありません。症状の原因の診断は医療機関で行われます。

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